当サイトのリンクには商品・サービスのPRを含む場合があります。

Microsoft PowerToysのインストール方法・全機能の説明(注意点含む)

キーボードとマウス・タッチパッド

マイクロソフトがリリースしている「PowerToys」という無料アプリがありますが、20以上の機能があり、多機能すぎてどういった使い方をすれば便利なのか分かりにくくないでしょうか?

なんとなくインストールするだけで一通りは使うことができますが、「スリープ解除機能」のようにオン状態で使っていると、ノートパソコンをスリープさせたつもりが、いつの間にかバッテリーを浪費していた、ということもあります。

このページでは、筆者が「PowerToys」の機能を一つずつ確認して、それぞれどういった機能があるのか・注意点はないか、などを説明します。

PowerToysのインストール方法

PowerToysは、以下の条件に合ったPCにインストール可能です。

対応OSバージョン

名称バージョンビルドCPU種
Windows 11全て全てx64、Arm64
Windows 102004以降19041以降x64、Arm64

インストール方法について、PowerToys公式サイトでは以下の3種類を紹介しています。

Noインストール方法おすすめのシチュエーション
Microsoft Storeからインストール最も手軽なので最もおすすめ
GitHubの公式ページからインストール①が使えない時に
コマンドライン/PowerShellでコマンド実行

① Microsoft Storeからインストール

以下のリンクをクリックして、表示される画面からインストールします。

② GitHubの公式ページからインストール

以下のリンクをクリックして、ダウンロードページにアクセスします。

ダウンロードページで最新のリリースのバージョンをダウンロードしてインストールします。

下の図のようにいくつかのインストーラが表示されますが、通常は矢印が指しているx64版の「PowerToysSetup-0.~-x64.exe」をダウンロードしてインストールします。

Per userはカレントユーザのみインストール、Machine wideは全ユーザにインストール

PowerToysの全機能の紹介と注意点

PowerToysは随時新しい機能が追加されていますが、現時点では24個の機能があります。(2024年1月の時点)

注意点

最初に注意点を挙げておきます。

注意点
  • (1) デフォルトで「Awake」機能がオンになってい場合があるので、その時はノートPCではオフにすること。
    • 理由は、これがオンになっていると「電源とバッテリー」の設定に関わらず、強制的にスリープ・休止状態が無効になるから。
  • (2) デフォルトでPowerToysが自動起動になっているはずだが、念のために確かめておくこと。(PowerToysの「全般」から設定可能)

以下からは、①から㉔の番号順に、それぞれの機能の紹介となります。

以下から、各機能の紹介となります。

① 常に手前に表示

項目内容
機能特定のウィンドウを他のウィンドウの手前に表示する
キーボードショートカットWindows + Ctrl + Tでオン・オフの切り替え
詳しい説明PowerToys – Windows用「Always on Top」ユーティリティ | Microsoft Learn
起動画面

② Awake

ノートPCで使う場合は、オフ推奨

項目内容
機能「電源とスリープ」の設定に関わらず、PCを起動したままにする
キーボードショートカットなし
詳しい説明PowerToys – Windows用の「Awake」ユーティリティ | Microsoft Learn
起動画面省略

③ Color Picker

項目内容
機能画面上の任意の場所の色情報を取得する(HEX/RGB/HSL)
キーボードショートカットWindows + Shift + Cで色情報の取得
詳しい説明PowerToys – Windows用の「Color Picker」ユーティリティ | Microsoft Learn
起動画面

④ トリミングとロック

項目内容
機能特定のウィンドウの特定領域を指定して、別画面で表示する
キーボードショートカットWindows + Ctrl + Shift + Tでトリミング開始
詳しい説明PowerToys – Windows用の「Crop And Lock」ユーティリティ | Microsoft Learn
起動画面

⑤ 環境変数

開発者など上級ユーザ向け機能。一般ユーザは使う必要なし。

項目内容
機能Windowsの環境変数を表示・編集・削除・新規作成できる
キーボードショートカットなし
詳しい説明PowerToys – Windows用の「Environment Variables」ユーティリティ | Microsoft Learn
起動画面省略

⑥ Fancy Zones

項目内容
機能ウィンドウスナップのレイアウト画面を自分で作成できる
キーボードショートカットWindows + Shift + @で編集画面を起動する
詳しい説明PowerToys – Windows用の「FancyZones」ユーティリティ | Microsoft Learn
起動画面

⑦ File Locksmith

開発者など上級ユーザ向け機能。一般ユーザは使う必要なし。

項目内容
機能ファイルを使用中のプログラム(プロセス)を表示する
キーボードショートカットなし
詳しい説明PowerToys – Windows用の「File Locksmith」ユーティリティ | Microsoft Learn
起動画面

⑧ マウスの検索

項目内容
機能マウスカーソルの場所をスポットライトで表示する
キーボードショートカットCtrlを2回押す
詳しい説明PowerToys – Windows用の「マウスの検索」ユーティリティ | Microsoft Learn
起動画面

⑨ ホストファイルエディター

開発者など上級ユーザ向け機能。一般ユーザは使う必要なし。

項目内容
機能ネットワーク設定ファイル「ホストファイル」の表示・編集・削除・新規作成できる
キーボードショートカットなし
詳しい説明PowerToys – Windows用の「ホストファイルエディター」ユーティリティ | Microsoft Learn
起動画面

⑩ Image Resizer

項目内容
機能ファイルエクスプローラの右クリックメニューから、画像サイズを変更できる
キーボードショートカットなし
詳しい説明PowerToys – Windows用の「Image Resizer」ユーティリティ | Microsoft Learn
起動画面

⑪ Keyboard Manager

項目内容
機能キーボードのキー・ショートカットの割り当てを変更できる
キーボードショートカットなし
詳しい説明PowerToys – Windows用の「Keyboard Manager」ユーティリティ | Microsoft Learn
起動画面

⑫ マウス蛍光ペン

項目内容
機能マウスでクリックした部分を蛍光ペンで表示する
キーボードショートカットWindows + Shift + Hで機能のオン・オフ切り替え
詳しい説明PowerToys – Windows用の「マウス」ユーティリティ | Microsoft Learn
起動画面

⑬ マウスジャンプ

項目内容
機能サムネイル画面を表示して、そこで長い距離を短いマウス操作だけで移動できるようにする
キーボードショートカットWindows + Shift + D
詳しい説明PowerToys – Windows用の「マウス」ユーティリティ | Microsoft Learn
起動画面

⑭ マウスポインターの十字線

項目内容
機能マウスの現在位置を十字線で表示する
キーボードショートカットWindows + Alt + P
詳しい説明PowerToys – Windows用の「マウス」ユーティリティ | Microsoft Learn
起動画面

⑮ 境界線のないマウス

項目内容
機能複数のPC間でマウスが移動できるようになる
キーボードショートカットなし
詳しい説明PowerToys – Windows用の「境界線のないマウス」ユーティリティ | Microsoft Learn
起動画面

⑯ プレーンテキストとして貼り付け

項目内容
機能クリップボード内の文字情報を、書式設定を除いたプレーンテキストとしてペースト(貼り付け)をする
キーボードショートカットWindows + Ctrl + Alt + V
詳しい説明PowerToys – Windows用の「プレーンテキストとして貼り付け」ユーティリティ | Microsoft Learn
起動画面省略

⑰ プレビュー

項目内容
機能ファイルエクスプローラでショートカットキー操作でファイル内容を表示できる
キーボードショートカットCtrl + Space
詳しい説明PowerToys – Windows用の「プレビュー」ユーティリティ | Microsoft Learn
起動画面

⑱ PowerRename

項目内容
機能正規表現を使って、複数のファオイル名を柔軟に一括変更できる
キーボードショートカットなし
詳しい説明PowerToys – Windows用の「PowerRename」ユーティリティ | Microsoft Learn
起動画面

⑲ PowerToys Run

iPhoneやmacOSの「Spotlight検索」と同等の機能

項目内容
機能ポップアップ画面で、ファイルやアプリの検索・Web検索ができる
キーボードショートカットWindows + Space
詳しい説明PowerToys – Windows用の「PowerToys Run」ユーティリティ | Microsoft Learn
起動画面

⑳ Quick Accent

項目内容
機能フランス語やドイツ語などの「アクセント文字(à、ç、èなど)」が簡単に入力できる
キーボードショートカットアクセントを付ける文字 + Space
詳しい説明PowerToys – Windows用の「Quick Accent」ユーティリティ | Microsoft Learn
起動画面

㉑ レジストリプレビュー

開発者など上級ユーザ向け機能。一般ユーザは使う必要なし。

現バージョンでは10MBまでのファイル制限があるので、全てのレジストリを読み込むことはできない。

項目内容
機能Windowsのレジストリを見やすく表示・編集ができる
キーボードショートカットなし
詳しい説明PowerToys – Windows用の「レジストリプレビュー」ユーティリティ | Microsoft Learn
起動画面

㉒ スクリーンルーラー

項目内容
機能画面上の任意の範囲のピクセル数が測定できる
キーボードショートカットWindows + Shift + M
詳しい説明PowerToys – Windows用の「スクリーンルーラー」ユーティリティ | Microsoft Learn
起動画面

㉓ ショートカットガイド

項目内容
機能使用可能なWindows固有のショートカットキーの一覧が表示できる
キーボードショートカットWindows + Shift + /
詳しい説明PowerToys – Windows用の「ショートカットガイド」ユーティリティ | Microsoft Learn
起動画面

㉔ Text Extractor

項目内容
機能画面上の任一の領域の文字を認識する(OCR的な)
キーボードショートカットWindows + Shift + T
詳しい説明PowerToys – Windows用の「Text Extractor」ユーティリティ | Microsoft Learn
起動画面
クリップボードに保存:みかん カロリー

まとめ

PowerToysのインストール方法と全機能について説明しましたが、問題は解決したでしょうか?

この記事を読んで感想があればコメント欄に記入、またはSNSでシェアしてもらうと、筆者のモチベーションにつながりますのでよろしくお願いします。

また、PowerToysを使ってMinibook X (N100, 2023)のキーボード関連のカスタマイズと、マウス・タッチパッドの操作性改善をする記事がありますので、そちらもご覧ください。

さらに、これからMinibook X (N100, 2023)を購入検討したい方は、次の2つの記事を参考にしてください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました